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漆芸(漆工):内閣府認定・公益財団法人頌古会による美術品の鑑定項目

金梨地菊山水蒔絵硯箱

金梨地菊山水蒔絵硯箱

我が国の漆芸は数千年の歴史を有し、その技法は数多の工人等の努力により高度に発達し、またその意匠は独自のゆるぎない美へと深化を遂げました。古くから海外での美術的評価も非常に高く、まさに我が国が世界に誇る伝統工芸といえるでしょう。

漆芸の歴史

我が国の漆文化の起源は、1979年の福井県鳥浜貝塚の調査、2000年の北海道垣ノ島B遺跡の調査などから、今から5000年〜9000年前を遡ると考えられています。数千年の時を経て、その技術は数多の工人達の努力により高度に発達し、またその意匠は我が国独自の美として深化してきました。

飛鳥時代の赤漆文欟木厨子

台付鉢形土器(縄文時代)

飛鳥時代の赤漆文欟木厨子

赤漆文欟木厨子 模造(飛鳥時代)

蒔絵

片輪車蒔絵螺鈿手箱(平安時代)

蒔絵

住之江蒔絵唐櫃(室町時代)

蒔絵

芦穂蒔絵鞍鐙(安土桃山時代)

蒔絵

舟橋蒔絵硯箱(江戸時代)

蒔絵

江之島蒔絵額(明治時代)

蒔絵

木地扇面蒔絵茶箱(大正時代)

出典:頌古会

漆芸の技法

漆 芸 種 類 技法・細工
髹漆(上塗) 花塗 溜塗 春慶塗 黒塗 朱塗 白塗など
髹漆(上塗) 蠟色塗 溜塗 木地蠟色塗 黒塗 朱塗 白塗など
髹漆(上塗) 変塗 青海波塗 津軽塗 竹塗 根来塗 布目塗 青銅塗 石地塗など    詳細を表示
地蒔 金地 銀地 錫地
地蒔 平目地 置平目 
地蒔 梨地 濃梨地 詰梨地
地蒔 刑部梨地 鹿の子梨地
蒔絵 平蒔絵 彩漆蒔絵 引掻蒔絵
蒔絵 研出蒔絵 墨絵研切蒔絵
蒔絵 高蒔絵 墨粉上高蒔絵 錆上高蒔絵
蒔絵 肉合研出蒔絵
蒔絵 木地蒔絵
蒔絵 螺鈿 金貝(平文) 極付 極込 切金 付描 描割 針描 芝山細工 杣田細工など
彫漆 堆朱 堆黒 堆黄 堆青 紅花緑葉 犀皮 鎗金(沈金) 屈輪彫 塡漆 蒟醤 存星など
乾漆 脱乾漆

青海波塗

青海波塗

蒔絵

蒔絵

螺鈿(らでん)

螺鈿

平文(ひょうもん)

平文

彫漆(ちょうしつ)

堆朱

存星・存清(ぞんせい)

存星

漆芸作家(漆工作家)記載が無い作家も鑑定可能です

※下線が引いてある作家は詳細ページがございます。

漆芸品の種類 記載が無い物品も鑑定可能です

※下線が引いてある品目は詳細ページがございます。

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