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玉楮 象谷 (たまかじ ぞうこく)

漆芸家(1806~1869)

玉楮象谷の略歴

讃岐高松で鞘塗師の藤川理右衛門の子に生まれる。通称敬造、名を為三、字を子成、象谷、紅花緑葉堂と号した。父理右衛門に鞘塗を学び、彫漆、蒟醤、存星などの研究につとめ、独自の彫漆法を完成する。今日の讃岐漆器の基礎を築いた。文政13年に藩主松平頼恕からの制作を命じられた以降、3代の藩主の厚い庇護を受け、藩主の御用品を多数手がける。天保6年に帯刀を許され、天保9年には玉楮の性を賜る。明治2年没。


玉楮象谷の作品

牡丹蝶堆黒菓子器(ぼたんちょうついこくかしき)

玉楮象谷(しろやま しょうさい):漆芸:牡丹蝶堆黒菓子器(ぼたんちょうついこくかしき)
玉楮象谷(しろやま しょうさい):漆芸:牡丹蝶堆黒菓子器(ぼたんちょうついこくかしき)


参考文献:漆芸事典(光芸出版)、骨董「緑青」Vol.25(マリア書房)、近代日本の漆工芸(荒川浩和監修、京都書院)

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