幸阿弥家は室町時代中期の東山時代から江戸時代にかけて、足利将軍家、豊臣家、徳川将軍家に使えた蒔絵師の家系。土岐四郎左衛門入道幸阿弥道長を祖とする。
幸阿弥家
幸阿弥道長(初代)、幸阿弥道清(2代)、幸阿弥宗金(3代)、幸阿弥宗正(4代)、幸阿弥宗伯(5代)、幸阿弥長清(6代)、幸阿弥長晏(7代)、幸阿弥長善(8代)、幸阿弥長法(9代)、幸阿弥長重(10代)、幸阿弥長房(11代)、幸阿弥長救(12代)、幸阿弥正峰(13代)
幸阿弥派
幸阿弥忠光、幸阿弥新三郎
元禄年間(1688〜1704)を中心に作られた、伝統技術を駆使した豪奢な蒔絵。元禄年間は五代将軍綱吉の時代であり、院号にちなんで常憲院時代ものといわれている。金銀を多量に使用して技巧の限りを尽した精密な蒔絵が作られた。幸阿弥派と五十嵐派を中心に、古満休意、山田常嘉、塩見政誠などが活躍した。
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