漆芸家(1769~1846)
讃岐高松で鞘塗師の藤川理右衛門の子に生まれる。通称敬造、名を為三、字を子成、象谷、紅花緑葉堂と号した。父理右衛門に鞘塗を学び、彫漆、蒟醤、存星などの研究につとめ、独自の彫漆法を完成する。今日の讃岐漆器の基礎を築いた。文政13年に藩主松平頼恕からの制作を命じられた以降、3代の藩主の厚い庇護を受け、藩主の御用品を多数手がける。天保6年に帯刀を許され、天保9年には玉楮の性を賜る。明治2年没。
原羊遊斎作、酒井抱一下絵
原羊遊斎作、酒井抱一下絵
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